5000時間の英語学習を振り返ってみた

Share me

たまに英語をどのくらい勉強したの?と聞かれることがありますが、割りと答えに困ります。

留学準備を始めてからの3〜4年と言いたいところですが、実際は中学、高校、大学でも勉強しているし、そもそも1年の密度が時期によって全然違います。

ということで、超ざっくり総勉強時間を計算してみました。

先に結論だけ書いておきます。

Q. 英語どのくらい勉強したの?その結果は?

A. 学生時代の10年で2000時間くらい勉強してリーディングの基礎はついたけど、実用的な英語は全く身につかず。留学(準備含む)を通じた4年の間に、追加で3000時間弱英語を使った時点で、ギリギリ実用的な域に達した。

以下、詳細です。

※注)かなり遠回りしている超理系脳の語学苦手な人のパターンとしてお読みください orz

小学生 :50時間

小学6年生の時に公文(KUMON)で英語デビューしました。と言っても、1週間に1回教室に通うのと、宿題を少しするくらいで真面目には勉強してませんでした。内容はリーディングとライティングが半々くらいだったと思います。

記憶もあやふやですが、多く見積もっても下記がいいところでしょう。

毎週1時間 × 50週 = 50時間

中学生 :546時間

東京都の公立中学にて英語開始。

文部科学省の学習指導要領によると、英語の授業時間数は毎年140時間と定められているようです。過去データが探せなかったので、とりあえずこれで代替します。(当時は恐らくもっと少ないと思いますが…)

1年目〜2年目は授業時間の2割を、受験のある3年目は授業時間の5割を復習やテスト勉強にあてていたと仮定すると:

140時間 × 1.2 + 140時間 × 1.2 + 140時間 × 1.5 = 546時間

比率は、リーディング50%、ライティング25%、リスニング25%と仮定します。スピーキングは記憶にないので0と仮定・・・。

高校生 :1092時間

高校の都立高校に進学。

学習指導要領には厳密な時間指定がなさそうなので、かなり雑ですが中学の2倍と仮定します。一応進学校でしたが理系コースだったのでそこまで英語は勉強しませんでした。

546時間 × 2 = 1092時間

勉強の比率は中学と同様、リーディング50%、ライティング25%、リスニング25%と仮定。スピーキングは・・・。

浪人時代 :300時間

お目当ての大学に受からなかったので1浪しました。

と言っても、理系コースだったので英語は捨ててました。英語を勉強しない日も多かったと思うので1日2時間を100日くらいと仮定して

2時間 × 100日 = 200時間

当時のセンター試験は150点くらいだったと思います。ちなみに当時、センター試験にリスニングはなかったため、ほぼリーディングと単語しか勉強していません・・・。

大学生 :150時間(TOEIC:585)

理系の大学に入学。ここから一気に英語のペースが落ちます。

大学1〜3年

教養必修科目として、リーディング4単位、ライティング2単位、スピーキング2単位を取得しました。1単位15時間の規定があるので、

8単位 × 15時間 = 120時間

ここで初めてまともにスピーキングが登場します。ちなみに、復習やテスト勉強はほとんどしていないので授業以外はゼロです・・・。

大学4年

大学4年で研究室に所属してから、英語論文を読む必要性がでてきました。と言っても卒論のリファレンスで英語論文はせいぜい5個くらい、勉強会などでもいくつか論文を読んだと思うので、ざっくり計算。

10論文 × 3時間 = 30時間

また、大学院受験でTOEICを受験しましたが、当時のスコアは585点でした。

大学院 :50時間

修士課程に進学。国際学会に論文投稿などもしましたが、英語の利用頻度は大学4年時に毛が生えた程度。20論文のリーディング(読解スピードは少し早くなったと思います)と、1論文の国際学会論文ライティングで

20論文(読み) × 2時間 + 1論文(書き) × 10時間 = 50時間

社会人前半:0時間(TOEIC:685)

日本のIT企業に入社。入社時に受けたTOEICが685点でした。この時点で総学習時間は2,000時間強です。

しかし、社会人になって4年間は、仕事でも使わず、自習もせずで英語勉強時間はゼロ。社会人5年目に英語勉強を再開する直前に受験したTOEICが655点でした。

なおこの時点で実用的な英語力は皆無です。

・リーディング:辞書片手に時間をかければ何とか

・ライティング:書いたことがない

・リスニング:TOEIC英語なら半分くらい分かる。映画は95%理解不能

・スピーキング:喋ったことがない

社会人中盤:850時間(TOEIC:835、885)

海外研修

5年目に会社の研修で海外で2ヶ月ほど集中して英語を勉強するチャンスを貰い、1日10時間程度、毎日勉強しました。

10時間 × 60日 = 600時間

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの比率は均等だったと思います。

研修帰国後に受験したTOEICは835点で、2ヶ月の集中勉強で180点アップしました。

帰国後

研修帰国後、グローバル系キャリアへのシフトを視野にいれつつ、TOEIC860点を目標に週末に5時間程度時間を確保して勉強を継続しました。

5時間 × 50週 = 250時間

TOEIC用にリーディングとリスニングを半々で勉強しました。1年後に受けたTOEICは885点でしたが、とても実用的と言えるレベルには達しませんでした。

・リーディング:TOEIC程度であればほぼ問題なし。ビジネス書とかはしんどい。

・ライティング:調べながらメールくらいはなんとか・・・

・リスニング:TOEIC英語なら90%は分かる。映画は20%理解できればいいほう

・スピーキング:簡単な自己紹介ならなんとか・・・

社会人後半:1000時間

MBA受験を決意、1年間仕事をしながら英語のMBA対策を本格的にスタートします。仕事が激務でしたが、なんとか約1000時間を確保しました。主な内容としては下記です。
  • GMAT対策(予備校でリーディング&ライティング)
  • インタビュー対策(Skypeカランメソッドを毎日1〜2時間)
  • エッセイ対策(受験コンサルタント利用)
  • 総合力(自費フィリピン語学学校、アメリカで研修等)

ここに来て初めて勉強以外の用途(受験情報収集、非語学の研修参加など)で英語を使いはじめます。なおGMAT中心に勉強したため、リーディング50%、ライティング10%、リスニング10%、スピーキング30%くらいの比率で勉強していたと思います。

受験終了時点の英語力は下記の通り。なお、以降TOEICは受けていません。

・リーディング:時間はかかるが一般のWeb記事や本はなんとか読める。

・ライティング:文法ミスは多いがメールや簡単な文章は抵抗なく書ける。

・リスニング:ニュースならだいたい分かる。映画は字幕ないと半分も分からない。

・スピーキング:非ネイティブ前提の日常会話はOK。ディスカッションは厳しい。

留学 :1000時間

中国のMBA(授業は全て英語)に留学しました。

1年目

1年目で約40単位の授業を履修、予復習、課題、試験準備等で1単位25時間と仮定して、

40単位 × 25時間 = 1000時間

リーディング(ケースや教科書の読み込み)、ライティング(レポート)、リスニング(授業)、スピーキング(ディスカッション、プレゼン、日常生活)とバランス良く使っていたと思います。なお、リスニングは日本人としては非常に聞き取りやすい中国なまりの英語が基本のため、学習環境としてはかなり微妙です。

この時点で総勉強時間は約5000時間に到達していますが、英語力はとてもプロフェッショナルレベルとは言いがたく、専門知識を前提とした環境でのビジネス英語ならなんとかなるレベルです。

・リーディング:基本OK。でも遅い。文章の難易度によるが、1分で150〜230単語程度。(ネイティブは300単語前後)。※読解速度はPolyglotsなどのアプリで測定可能

・ライティング:基本OK。文法ミスは未だに多いし、文章構造も稚拙。

・リスニング:授業英語は基本OK。でもネイティブ同士の本気の会話は未だに厳しい。映画は内容による。ドラマのFRIENDSとか少なくても英語字幕がないと厳しい。

・スピーキング:背景知識があるディスカッションは基本OK。でも営業、企画、ディベート等の空中戦の会話は厳しい。

・語彙:ビジネス書などは1ページに1個くらいは知らない単語がある。ここで2回テストした結果は14300語と13900語(ネイティブは2万〜3.5万)。

2年目

2年目は中国語を集中勉強しています。中国語編は別途まとめまて紹介予定です。

英語勉強時間の軌跡と教訓

勉強時間推移をグラフにしてみました。

Screenshot 2016-02-29 02.33.20

典型的な日本人らしくスピーキング勉強時間が圧倒的に少ないです。

実践の場でリスニングとスピーキングの時間をあと追加で1000時間くらいずつ取らないと、まともなビジネスレベルに達しないのではと思っています。勉強だけで実用レベルまで持っていくのは相当な無理があります。逆に仕事で毎日使う環境にいれば、1000時間くらいすぐに到達します。

ということで今回の結論と教訓です。

1)TOEIC800程度の英語は使い物にならない。むしろ初心者としてのスタート地点

2)語彙は1万では足りない (※仮に90%の単語がカバーできていたとしても、10%分からないのはかなりストレス。)

2)英語をメインで使う実践の場 >>> 超えられない壁 >>> 学校などの勉強の場

3)重要度はリスニング>スピーキング>リーディング>ライティング

以上、遠回りした語学苦手の典型的理系人間のパターンでした。。。

需要があれば、勉強方法などもう少し深掘りします。

===

もしこの記事が気に入って頂けましたら、はてなブックマークやツイッター等でシェアをお願い致します。非常にはげみになります。