中国、清華大学MBAの6つの特徴

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本ページでは清華大学のTsinghua-MIT Global MBAプログラムの特徴を紹介します

※注)MBAオフィスが毎年プログラムの改善を続けているため情報が古い可能性があります。2015年時点の参考情報としてご覧ください。受験を考えている方は必ず最新の情報をご確認ください。

基本情報

期間

期間は基本2年ですが、一部例外で2.5年になる場合があります。各年の大まかな内容は以下の通りです。

1年目の内容

基本は必修科目と選択科目が中心。

繁忙期は朝の9時から夜の22時まで授業という日もあり、基本はかなり多忙です。

2年目の内容

1年目に比べて自分のやりたいことに使える時間がかなり増えます。2年目の選択肢として主な例を挙げると下記があります。

  • 修士論文(必修
  • コンサルティングプロジェクト(必修
  • ダブル学位プログラム参加(任意:1年)
  • 交換留学(任意:半年)
  • 海外モジュール参加(任意:1週間〜)
  • 選択授業参加(任意)
  • インターンシップ参加(任意)
  • 中国語学習(任意)
  • 起業(任意)
  • その他、資格学習等(任意)
2.5年目の内容(例外)

ダブル学位コースで2年目を海外の大学で過ごす場合は、例外的に2.5年間かかる場合があります。具体的には下記のいずれかのパターンです。

  • ダブル学位参加前(1年目)に気合で修士論文等を全部終わらせる(計2年)
  • ダブル学位修了後に半年かけて修士論文等を終わらせる(計2年半)

言語

以前は、英語MBAと中国語MBAの2種類ありましたが、2014年にこの2つのプログラムが合併して、Tsinghua-MIT Global MBAに一本化されました。

基本言語は英語ですが、選択科目には中国語でのクラスが多くあります。

またコア科目でも一部(Marketing、Corporate Finance等)は中国語が選択可能です。

クラスメート情報

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(画像:清華大学MBA公式サイトから抜粋

なお、中国人以外では韓国人が一番多いです(10名前後)。

特徴

MIT Sloan MBAとの提携

MIT Sloan MBAと提携しているため、下記のメリットがあります。

MIT授業

MIT Sloanの教授が清華大学で行う下記の必修授業があります。

  • 1週間の集中講義(20時間程度)×2回
  • 3時間の特別講義×6回ほど

また、夏休みにはボストンのMIT Sloanを1週間訪問して特別講義(任意)を受けることも可能です。クラスメートの半数程度が参加します。

Certificate

卒業するとMIT Sloan MBAのCertificate(≠学位)がもらえます。

その他

SloanのAffiliate Alumniに入れる、MITのメールアドレスが貰える等の特典があります。

世界のトップとのコネクション

中国やアメリカのトップとのコネクションが超強力です。

清華大学経済管理学院のAdvisory Boardにアメリカ有名企業の創業者が名を連ねており、またノーベル経済学者なども定期的に清華大学を訪れています。

具体的には、

  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook CEO)
  • ティム・クック(Apple CEO)
  • イーロン・マスク(スペースX、テスラ・モーターズCEO、PayPal創業社)
  • ジャック・マー(アリババCEO)
  • ピーター・ティール(PayPla創業者)
  • ジョセフ・E・スティグリッツ(2001ノーベル経済学賞受賞)
  • マイロン・ショールズ(1997年ノーベル経済学賞受賞)
  • ノーベル賞受賞者、他多数

などが定期的に訪れて講演をしてくれます。なおマーク・ザッカーバーグは2014年、2015年と2年連続で中国語で講演をして中国では大きな話題となりました。

マーク・ザッカーバーグ講演

イーロン・マスク講演

シェリル・サンドバーグMBA卒業式スピーチ

また講演会だけではなく、Advisory Boardメンバとはランチ会、特別講義、会社訪問の機会があったり、ピーター・ティールが著書Zero to Oneの中国版の特別集中講義をしてくれたりと、素晴らしい機会が多くあります。(別途紹介記事作成予定)

3つの大学でダブル学位取得可能

2年目を別の大学で学習することで、清華大学MBA以外に下記の学位が取得できます。

  • MIT – Master of Science in Management Studies (MSMS)
  • HEC Paris – MBA
  • Columbia University – Master of Science in Operations Research (MSOR)

短期海外モジュールが豊富

交換留学とは別に、1〜2週間程度の短期の海外モジュールが豊富にあります。

  • アメリカ(MIT)※前述
  • アメリカ(Stanford University)
  • ロンドン(University College London)
  • シンガポール&マレーシア
  • 日本&韓国
  • インド
  • チリ(中国人のみ)

理系職とアントレプレナー色が強い

まず中国国内では、理系なら清華大学、文系なら北京大学がナンバーワンというイメージが有り、清華大学MBAも経営と技術の融合を目指したMIT Sloanと提携するなど、理系職が強いです。

この背景には1952年の中国政府の大学教育体制政策で、北京大学は文系、清華大学は理系に調整された経緯があります。1978年に両校共に総合大学に再編成されたものの、現時点でも当時のイメージを残しています。中国人材獲得およびロビー活動のために、毎年世界中からテクノロジー会社のトップが清華大学を訪れています。

また、アントレプレナー(起業)にも力を入れており、MITの教授が清華大学に来て行う1週間の短期集中講義は、アントレプレナー戦略にフォーカスしていますし、清華大学x-labという起業家育成のための部門では、学生起業家の支援(ネットワーキング、資金、場所、アドバイス等)も行っています。

独自の入学試験

入学試験にはTOEFLが不要です。

また、清華大学が独自に展開している、Tsinghua MBA Alternative Entrance Exam(内容はGMATとほぼ同じ)という独自の試験を受ける場合は公式のGMATやGREスコアも不要となります。